鍋で炊くご飯と、さらしでできる脱プラ冷凍小分け術

ごはんとさらし エコ活
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ご飯は濡れたさらしで小分けすることでラップを使わなくても冷凍保存ができます。

我が家には炊飯器がないのでステンレス鍋か土鍋で炊いていますが、人に話すと少しびっくりされるのでその方法も今回は書いています。

熱々ご飯をプラスチックで包むことに抵抗のある方は、この記事の方法をぜひ参考にしてみてください!

鍋でご飯を炊く時に準備するもの

まずはご飯を炊いていきます。さらしで小分けを知りたい方はスキップしてください。

分量は恐らく炊飯器で炊く時と同じではないかと思います。

  • フタ付きの鍋
  • 米……好きなだけ(できるだけ玄米や雑穀を混ぜます)
  • 水……米の量の1.2倍ほど(硬めが好きならもう少し減らして)

私は空いているカップやグラスで測っています。

お米を計る

お米は少し前に無洗米に変えました。水を使う量が減り炊き上がりも早いです。また、無洗米はミルサーで砕いて米粉としても使いやすいそうです。

鍋を使ったご飯の炊き方

早速やってみましょう。

鍋炊きご飯の作り方
  • STEP1
    お米を研いで浸水させておく

    ここまでは炊飯器と同じだと思います。無洗米の場合は研ぎません。20分くらい浸水させています。浸水させたほうが炊き上がるのが早いです。浸水させない場合少し硬めに仕上がる印象です。

    お米を浸水させる
  • STEP2
    フタを開けたままで強火にする

    沸騰してくるまで火力最大で待ちます。まだフタはしません。

    強火で沸騰させる
  • STEP3
    フタをして弱火にする

    沸騰したらフタをして今度は火力をできる限り最小にします。あとはそのままにしておきます。しばらくフツフツ聞こえています。

    フタをする
    吹きそうになってもなるべく開けない
  • STEP4
    火をとめる

    分量や室温にもよりますが、STEP2で火をかけ始めてから大体10分ちょっとでフツフツ音が聞こえなくなります。そこで火を止めます。浸水させなかった場合や真冬は15分以上かかることもあります。

    まだフツフツ

    写真が分かりにくいですが、円内のようにフツフツと気泡ができていたり、水分が残っていたらもう少しです。表面が全体的に静かになるまで待ちます。

  • STEP5
    蒸したらできあがり

    省略してもいいですが、時間があれば炊き上がったら一度開けて混ぜ10分以上蒸らすとおいしいです。これで出来上がりです。

    炊きあがり

炊き込みごはんやまぜご飯でも、基本的な炊き方は同じです。

ただし土鍋はステンレス鍋より保温力が高いので、火力を最小にした後は慣れるまでは10分経つ頃に一度開けて確認して見たほうがいいです。

気を抜くとすぐに焦げてしまうので注意です(おいしいお焦げで済めばいいのですが……)。土鍋はオーブンのように個体の厚みや大きさで癖があるような気がするので、鍋と仲良くなるしかありません。

はなばた
はなばた

琺瑯のマグカップを使えば一人分もガスで同じように炊けます

炊きたてご飯はさらしで包んで冷凍保存

ご飯はいつもまとめて炊いて小分けし冷凍保存していきます。

以前はラップに一つずつ包んでいましたが、プラスチックやゴミを減らすようになってご飯にもラップは使わなくなりました。

初めてさらしを使う時は煮沸消毒しましょう

消毒したさらしを入れたアルミ箱
消毒したさらしやふきんはアルミ箱など密閉できるものに入れておくと安心
さらしで小分けする冷凍ご飯
  • STEP1
    炊き立てごはんと濡れたさらしを準備する

    一人分のご飯を包めるくらいの余裕をもったサイズにさらしを切っておきます。濡らしたら軽く絞ります。しっかり絞りすぎないようにしてください。

    さらしの準備
    土鍋で炊きたてはおいしいですね。

    濡らしたさらしはご飯を盛りやすいようにお皿にのせておきます。

  • STEP2
    ご飯を盛ってさらしで包む

    一人分のご飯をさらしに盛って包みます。

    ご飯を盛る
    ご飯を包む
  • STEP2
    乾燥しない保存グッズに入れて冷凍する

    乾燥しないよう家にあるジッパー袋にいれて冷凍しています。大きい袋にまとめて入れると、濡れたさらし同士が凍ってくっつくので取り出す時に苦労します。くっつかないように離して冷凍するか、小さな袋に一つずつ入れるほうが使いやすいです。

    乾燥しない袋に入れる
    ちょっとカッコ悪いけど、わざわざプラスチックのジッパー袋を買うことはないのです……

できればプラスチックフリーなガラス容器やシリコンに入れたいところなのですが、我が家の冷凍庫は小さいのでなかなか何個も容器を入れられません。

ここはプラスチックの力を借りて家にあるジッパー袋を利用しています。ご覧のみなさんはもちろん可能ならプラスチックフリーでできるといいですね。

さらしの冷凍ご飯の温め方

さらしで冷凍したご飯は電子レンジでチンも可能です。

さらしが乾燥している様子の場合は、表面を軽く濡らしてチンするといいようです

ただうちには電子レンジもありません。数年前に苦手になって手放しました。電子レンジが必要なシーンでは鍋で蒸すことで解決します。これも慣れたらそれほど苦ではなくなりました。

ご飯を蒸し器で温める手順
  • STEP1
    さらしごとご飯を蒸し器に入れる

    ガスをムダにしないためにも、ご飯はジッパー袋に入れたまま冷蔵庫で解凍しておきます。柔らかくなったご飯を蒸し器にいれて沸騰させます。

    蒸し器に入れる
  • STEP2
    蒸す

    沸騰してから5分ほどそのままにし、火を止めてそのまま更に5分ほど放置して蒸すとふっくら温まります。

    蒸す
  • STEP3
    器に盛る

    さらしから取り出してお茶碗に盛ります。見ての通り、しっかりさらしに水分を含ませていればほとんどご飯がくっつくことなくするっときれいにさらしから出せます。

    器に盛る
  • STEP4
    食卓へ

    温かいご飯になってできあがりです。

    あったかいご飯

電子レンジより確かに少し手間かもしれませんが、私は蒸し温めご飯が安心して食べられます。普段はガスがもったいないので、他のおかずも一緒に温めることが多いです。

ご飯を取り出したあとのさらしはしっかり水洗いだけで大丈夫です。

炊き込みご飯やおこげの色素がうつることもありますが、重曹でじゃぶじゃぶ手洗いできれいに落ちます。大事なのは雑菌が増えないように完全に乾かすことです。私は3回くらい使ったらまとめて煮沸消毒か重曹消毒します。

さらしについたおこげの跡
分かりにくいですが、さらしについたおこげの跡。すぐ落ちます。

さらしの繊維がご飯につかないか最初は少し気になって、黒い紙を背後において見たりしたのですがしっかりさらしが濡れている状態では見当たりませんでした。

もしくはついていたとしても見えないほど些細なものかと思われます。

さらしの水分量が足りないと乾いて繊維がご飯につきやすいかもしれません。どちらにしても溶けたラップを口にするよりは大分気分がいいです。

ぜひ試してみてください!

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