まっすぐ縫いだけ!自然素材のカーテンの作り方

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コットンやリネンなど自然素材のカーテンが欲しいけれど買うとなると結構高い!とためらってしまいませんか?

私は今回はじめて手づくりカーテンに挑戦しましたが、素材や厚みの気に入る生地をみつけ、まっすぐ縫いだけで作ることができました。

最少の生地と手間でざっくりしたカーテンではありますが、作り方を残しておくのでぜひトライしてみてください。

はなばた
はなばた

かがり縫いと本返し縫いができれば、時間はかかりますが手縫いでもできます

手づくりカーテンの作り方

今回は出窓用とベランダ窓用と2種類作りましたが、出窓サイズだけ記載してます。ご参考ください。

出窓カーテン 今回の完成サイズ

112cm×110cm 2枚

はなばた
はなばた

おうちの窓に合わせてサイズを決めてくださいね

準備するもの

今回買った生地
今回は綿77%、麻23%の生成っぽい生地をチョイス
  • お好きな生地(サイズは後述)
  • ミシン
  • 裁ちばさみ
  • メジャー
  • アイロン
  • その他必要に応じた糸切りばさみなど裁縫道具

お好きな生地 参考サイズ

縦:完成サイズ +11.5cm

横:完成サイズ +2cm

今回私は、縦123.5cm × 横112cm の生地サイズで作っています。

生地サイズのイメージ

コットンやリネンなどの自然素材は水通しアイロン縮みます。想定して10cmほど長めに購入しておくといいです

市販のカーテン芯地は使っていません

手づくりカーテン用にカーテン芯地は購入することができますが、今回は生地の上部を折り重ねることで芯地代わりにしています

生地が薄かったりしてきれいに芯地代わりとならない場合は、

  • 折り返し部分の生地を長めに取る
  • 別途生地や厚紙等を挟んで厚みを持たせる

など工夫してみてください。

市販のカーテン芯地を使う場合はこちら。レーヨン素材です

手作りカーテンの作り方手順

では早速つくっていきます!

カーテンの作り方
  • STEP1
    水通しをする
    水通し
    浴槽で浸しました。浮き上がってくるので重しをのせています

    生地を水に3〜4時間ほど浸したあと、日陰で干します。

    完成後に洗濯した際、縮まないように水通しは必ず行います

    (水に浸す時間は生地の種類にもよります。)

  • STEP2
    裁断する
    生地の裁断

    必要なサイズに裁断します。生地が大きいので重たいものを文鎮代わりに置いてズレないようにしてカットします。

    シワがひどい場合は、裁断前に軽くアイロンをかけておきましょう。

    アイロンは熱すぎたり強く当てすぎると縮んだり、繊維がつぶれてテカリになったりするので気をつけてください

  • STEP3
    かがり縫いする

    ほつれ止めに生地の4辺をすべてかがり縫いします

  • STEP4
    生地の脇を縫う
    カーテン脇を縫う

    生地の脇を表から裏側に1cm折ります。アイロンで折り目をきれいにつけてまち針をさしたら、端から2〜3mmをミシンで直線縫いします。

    左右どちらの脇も同じように縫います。

  • STEP5
    生地の裾を縫う
    裾を縫う

    生地の裾を表から裏側に1.5cm折ります。アイロンで折り目をきれいにつけてまち針をさしたら、脇と同様に端から2〜3mmをミシンで直線縫いします。

  • STEP6
    上端に折り目をつける
     上端に折り目をつける

    上から5cmのところにアイロンで折り目をつけ、さらにその下5cmに折り目をつけ2つ折りにしてまち針をさしておきます。

    2つ折りにしたところ
    5cm幅の2つ折りにしたところ

    この部分がカーテン芯地代わりになります。

    次のSTEP7〜STEP8を縫わずにまち針を止めた状態のままで一度実際にかけてみて、芯地部分の厚みが十分か確かめてみてください。

  • STEP7
    上端の左右にカーテンフック入れを作る

    上端の角を表から裏側に2.5cm折ってアイロンをかけたらまち針をさしておきます。

    その後、布端から1cmのところを芯地部分の5cmだけ縫います。左右どちらの端も同じようにこのフック入れを作ってください。

    はなばた
    はなばた

    うっかり下まで縫いすぎないように気をつけてください。カーテンフックが入れられなくなります

  • STEP8
    ひだを作る
    カーテンフック入れ

    カーテンフック入れにもなる、ひだを作ります。

    カーテンフックの数に合わせて等間隔なるように生地の面に印をつけます。印は上端からまっすぐ下に5cmの線をひきます。

    5cmの線に沿って折り目をつけたらまち針で留めておきます。

    フックポジション

    フックのポジションにすべてまち針を留め終えたところです。この状態で一度実際にカーテンフックをつけて吊り下げ、状態を確認してみてください。

  • STEP9
    フック部分を縫う
    ひだを縫う

    折り目をつけたところから1cmのところを下にまっすぐ5cm直線縫いします。これで生地の裏側にフックを入れる袋ができます。

    すべてのフック部分を同じように縫っていきます。

    ひだを裏から見たところ

    縫った状態を裏から見るとこんな感じになっています。

  • STEP10
    完成

    カーテンフックを取り付け、カーテンレールにつけたら完成です。おつかれさまでした!

自然素材カーテンのメリット・デメリット

今回自然素材のカーテンを手作りして気づいたデメリット・メリットを挙げてみますので、作るとき参考にしてみてください。

自然素材カーテンのデメリット

縮みやすい自然素材
  • 縮む!または伸びる
  • 紫外線で色あせやすい
  • 購入する場合はなかなか高い

縮む!伸びる!

自然素材は水通しで縮む、アイロンで縮む、ととにかく縮みやすいです。コットンよりもリネンの方が縮みやすいので、生地選びや手作りの際はお気をつけください。

最近帆布(キャンバス)のカーテンも流行っているらしいのですが、こちらは重さがあるため吊り下げているとそのうち下に伸びて床にぞろびいてしまうこともあるようです。

はなばた
はなばた

水通しで縮むから伸びてちょうどよくなるのかしら…

紫外線で色あせやすい

ずっと窓のそばにあるカーテンですが、化繊のものに比べて色があせやすいようです。特に濃い色を選んだ場合はくすみなど目立ちやすいかもしれません。

また遮光性もあまり望めないので、重視している人は注意が必要です。

はなばた
はなばた

自然素材は草木染めもできます。大きいので難しいかもしれませんが、コーヒー染めなどいつかしてみたいです

購入するとちょっとお高め

自然素材のカーテンはもちろん買うこともできますが、化繊のカーテンに比べてお高めです。

ただ作るのがやっぱり大変!と感じた人は長く大事に使うものとしてお金をかけるのもいいかもしれません。

自然素材カーテンのメリット

  • ほっこりする
  • プラスチックフリーで体にも環境にも優しい
  • 機能的で手入れも楽
  • 丈夫で再利用もできる

ほっこりする

やさしい自然素材

私にとっての自然素材カーテンの1番のメリットはほっこり感です。

遮光性が低い分、柔らかい自然の光がふんわり入ってきます。近づいてみても茶色いリネンの繊維がランダムに散らばる自然の模様はほっこりさせてくれます。

夜はカーテンの面積も広くなる分、落ち着いた気持ちで過ごすことができます。使うほどに味わい深く愛着が湧いてくる気がします。

プラスチックフリーで体にも環境にも優しい

芯地がボロボロになった前のカーテン
芯地がボロボロになったポリエステルと不織布のカーテン

前のカーテンを使っていたとき、床に何か白いものが落ちているなあと思っていたら、不織布のカーテン芯地がポロポロ床に落ちていたのでした。

それもあって今回は市販のカーテン芯地も使わず作ってみました。市販の芯地もいずれ同じことになるだろうなぁと思ったからです。

カーテン自体もポリエステルでしたし、マイクロプラスチックとして自分も吸い込んでいたのだろうなぁと思うとやっぱりいい気分はしないのですね…

機能的で手入れも楽

調湿作用もある

自然素材のコットンやリネンは通気性がよく調湿作用があり、湿気が多いときは空気中の水分を吸収し、乾燥しているときは水分を放出してくれます。

また、静電気が起こりにくいためホコリもつきにくく汚れにくいのも特徴です。

丈夫で再利用もできる

日本の昔の着物や布小物も綿や麻で作られたものが多く残っているように、コットンやリネンはとても丈夫で洗濯にも強いです。

はなばた
はなばた

数千年も残っているミイラも綿に包まれてたくらいです

もし買い替えたくなったら大きい分、他のものにリメイクしたり、ウエスとして使ったり役目を終えたあとも再活用しやすい素材です。

もしカーテンで迷っていたら一度小窓などで市販の自然素材カーテンにトライしてみて、よければ手作りにチャレンジしてみるのもいいかもしれません!

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