みつろうでリップクリームを手作りしよう!

みつろうリップサムネイル ハンドメイド・DIY
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リップクリームを手作りというと、ちょっとおじけづいてしまいませんか?私もやってみる前はそうでしたが、今では年に1、2回ほどみつろうで手作りしています。

作り方は材料を「溶かす」「混ぜる」「容器に入れる」の3ステップで完了します。材料が揃えばいつでもすぐにできるのでぜひトライしてみてください。

色付きリップの作り方はこちら

みつろうってなに?

コムハニー
コムハニー

みつろうはハチが巣をつくるときに分泌する「ろう」です。その「ろう」から不純物を取り除き、みつろうとして化粧品やろうそく、コムハニーなどの食用としても活用されています。

はなばた
はなばた

ハチの巣の材料が「ろう」ってちょっとふしぎ!

1歳未満の乳児がいる場合は念のため使用は控えましょう消費者庁「ハチミツによる乳児のボツリヌス症」

未精製みつろうと精製みつろう

手作りコスメでも使われるみつろうには精製度合いによって「未精製みつろう」と「精製みつろう」があります。

それぞれメリットやデメリットがあるので自分に合う方を使ってみてください。参考:アロマライフスタイル「ミツロウ(蜜蝋)選び方・使い方ガイド。未精製と精製の違いは?」

未精製みつろう

未精製みつろう

ゴミなど、取り除く不純物を最小限に精製され、自然に近い状態を残したみつろうです。

未精製みつろうのメリット
  • 抗菌性や保湿性など天然成分が多く残る
  • 黄色っぽい色味や甘い香りが残っている
  • 化学合成成分を避けることができたり環境負荷も小さい など
未精製みつろうのデメリット
  • アレルギー反応がでることがある
  • 酸化しやすい
  • 販売ロットによって品質に差がでることがある など

精製みつろう

精製みつろう

不純物、色や香りを徹底的に取り除いたものです。均一で安定したものを作りたいときに使われます。

精製みつろうのメリット
  • ロットによる香りや色味などの差が少なく品質が安定している
  • 色や香りをつけて楽しみやすい など
精製みつろうのデメリット
  • 抗菌性や保湿性などの天然成分が取り除かれている可能性がある
  • 精製過程による経済コストや環境コストがかかる など

みつろうリップクリームの作り方

準備するもの

まずは材料と道具を準備しましょう。道具は必ずしも下記のものに限らず、安全に使えるものであればおうちにあるもので代用してみてください。

準備するもの

今回は回転式のリップクリーム容器で約3本分作ります。

空容器がある場合は、先にきれいにしておきましょう

<材料>

  • みつろう 3g
  • オリーブオイルなど植物性オイル 10〜12g
  • エッセンシャルオイル(お好みで)

<道具>

  • 耐熱容器
  • マドラーやお箸
  • リップクリーム容器

みつろう 3g

今回は未精製のものを使いました。化粧品に使えるグレードのものをご用意ください。フレーク状のほうが溶かしやいのでおすすめです。

オリーブオイルなど植物性オイル 10〜12g

植物オイルの量で固さが決まります。夏は溶けやすくドロドロの塗り心地になってしまい、冬は寒さで固まると唇に塗りにくいです。

  • 夏:少なめの10g
  • 冬:多めの12g

など、調整してください。

アルガンオイル(フランス・オーガニックコスメ【CODINA(コディナ)】など)が使用感も良くおすすめですが、今回は用意がなかったためオリーブオイルを使っています。

ベタつきが強いので、好みに応じて下記オイルをご参考ください。

植物性オイル(キャリアオイル)例
  • ホホバオイル
  • スイートアーモンドオイル
  • ココナッツオイル
  • カレンデュラオイル
  • アルガンオイル
はなばた
はなばた

今回はオリーブオイルのほかにシアバターも入れました。

お好みで!

エッセンシャルオイル(お好みで)

みつろう、植物オイルも同じですが、化粧品グレードで信頼できるメーカーのものを使います。入れなくても大丈夫です。

湯せんできる道具(鍋・耐熱容器・マドラー)

耐熱ビーカー

みつろうを湯煎で溶かします。

耐熱容器はリップクリーム容器に注ぎやすいものを用意します。マドラーはガラス棒や竹串、お箸などでOKです。

はなばた
はなばた

お知り合いはホットプレートで湯せんしていました!

少し時間はかかりますが、問題なくできますよ!

注ぎ口があると入れやすい

リップクリーム容器 3本

今まで使っていたリップクリームの容器を再利用できます。みつろう液が余ったときのために予備の小さな容器も用意しておくといいかもしれません。

なければネットで販売もされています
その他のケース
予備用の容器の例(アルミやガラス容器がおすすめです)

みつろうリップクリームの作り方手順

さっそく作っていきます!

下記では詳しく書いていますが、やることは「溶かす」「混ぜる」「容器に入れる」の3ステップです。

作り方の手順
  • STEP1
    材料を耐熱容器に入れる
    材料を入れる

    すべての材料をはかり、耐熱容器にいれます。

  • STEP2
    湯せんにかけて溶かす
    湯せん

    お湯をはった鍋に耐熱容器を入れ、弱火でじわじわ溶かします。ときどきかき混ぜます。

    熱しすぎると有益成分が失われるため注意してください。

  • STEP3
    よく混ぜる
    混ぜる

    火をとめ、最後にガラス棒などを使ってしっかり混ぜます。エッセンシャルオイルを入れる場合は、湯せんからおろして入れてください。

  • STEP4
    容器に入れる
    容器に入れる

    固まらないようにすばやく容器に入れます。

    空気が入り空洞になることがあるので、少しずつ注ぎつつ容器をテーブルにトントンと軽く打ち付けながら流し込んでください

    冷めると上部の表面がへこんでくるので、表面張力を利用して結構ぷっくりなるまで入れて大丈夫です。

  • STEP5
    固める
    固める

    季節にもよりますが、1〜2時間放置して冷ましたら完成です。おつかれさまでした!

片付ける際の注意

みつろうはそのまま排水溝へ流すと固まってつまりの原因になります。柔らかいうちにウエスや新聞紙、ティッシュなどできれいに拭き取って捨ててください。

まだみつろうが熱すぎないか気をつけてください。やけどに注意!

はなばた
はなばた

もし固まってしまったらもう一度湯せんに戻し、

拭き取りやすくすればOK!

あわてないで行ってくださいね

手作りみつろうリップクリームの使用期限

完成したみつろうリップ

防腐剤などを入れていないので2、3ヶ月くらいで早目に使い切ったほうがいいですが、私は冷蔵庫にいれて半年くらいは問題なく使っています。

様子を見ながら変な色や匂いを感じたら使用を中止してください。

キャリアオイルにもこだわって楽しくつくろう

 キャリアオイル

慣れてしまえばリップクリームも料理感覚で15分くらいで作ってしまえるようになります。

みつろうのほかにもキャリアオイルは種類も豊富なのでいろいろ試してみるとおもしろいと思います。

なかでもフランス・オーガニックコスメ【CODINA(コディナ)】のオルガンオイルはリップクリームはもちろん、顔や髪にも直接つかえるオーガニックオイルとして人気です。

今回はオリーブオイルを使っていますが、おそらく少し重たく感じる人もいると思います。オルガンオイルであれば、サラッとしてベタつきが少なく使いやすいです。

ほかにもキャリアオイルの鉄板スイートアーモンドオイルや甘い香りで癒されるココナッツオイルなど、色々使ってお気に入りの組み合わせを見つけてみてください!

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