鉄フライパンはしばらく使っているとどうしても表面に焦げの層が重なっていきます…。
重なっていく前にこまめに取ればいいのですが、油がしっかり染み込んでいると食材が焦げることはないのでなんとなく放置しがちです。
今回は分厚くなった焦げ付きをスッキリ落とす方法を紹介します。
焦げ付きがあると、竹ささらやふきんも黒ずんでしまいますね…
鉄フライパンは焦げつきをガシガシ落としても大丈夫!
テフロン加工されたフライパンは表面の傷つきに弱いので気をつかいますが、鉄フライパンは言ってみれば鉄のかたまりなので、焦げつきもガシガシ思い切って削り落としても問題ありません。
手入れすれば、鉄フライパンは長く使えますね
焦げつきの状態で簡単な方法を選ぶ
鉄フライパンの状態で、私は下記のいずれかの方法で取り除いています。
- 薄い焦げ、部分的な焦げ:フォークや金属ヘラで削る
- 厚い焦げ、広範囲の焦げ:重曹とお湯でふやかして削る
普段から小さな焦げをフォークでこまめに落としておきたいですね…
今回私のフライパンの焦げはそこそこひどいので、通常なら最初から重曹とお湯をつかった方法でとるのですが、フォークで削り取るイメージも載せておこうと思います。
フォークで焦げつきを削り落とす
まずはしっかり空焼きして、焦げを完全に炭化させておきます。
その後、ステンレスのフォークで上の写真のようにこさぐだけです。ちょっとした焦げならこれでサクッと取れてしまえます。
こさぐ時に焦げの粉が結構飛ぶのでご注意ください
やりだすと止まらないのでガリガリ取り続けましたが、焦げつきがひどく硬い場合はあまりムリをすると手を痛めますのでほどほどにしましょう…。
フォークだけでも大方の焦げがとれました。ところどころ削りきれず残っているので、これらは重曹とお湯を使って取ってみます。
焦げが気にならないくらい取れたらこれだけでも大丈夫ですが、最後の油ならしは必ず行います
焦げつきを重曹と鉄フライパンでとる
焦げが浸かるくらいの水を入れ、大さじ1ほどの重曹を入れて約5分沸騰させます。
フォークでこさぐだけでは取れなかったしつこい焦げつきもふやけて取りやすくなるので、鉄フライパンの状態がひどい時には最初からこの方法を行います。
火を止めてフォークで軽くこさいでみるとスルッととれるようになります。もし取れない場合はもう少し火にかけるか、5分ほど放置しておきます。
これくらいになると、1mm前後の小さな焦げのツブツブだけが残っていきます。スチールタワシや丸めたアルミホイルで写真のようにフォークを使って取るときれいになります。
気にならない程度にきれいになったのでこれで終了しました!
この状態は鉄フライパンの油も完全に取れてしまった状態です。このまま使ってしまうと激しく焦げついてしまうので、必ず油ならしを行います!
焦げとりと油ならしはセットで行う
油ならし……しっかりフライパンを乾かした後に油をたっぷり入れて3〜4分加熱する
油をしっかりなじませてから使い始めることで、その後の焦げつきを最小限に、圧倒的に使いやすくなります。
油ならしをしないとせっかくきれいになった鉄フライパンもすぐ焦げついてしまうので、ここは面倒でもしっかりやりたいですね
鉄フライパンをケアして長く使う
フッ素加工されたフライパンは使っているうちに焦げつき防止加工がはがれ、短い寿命で廃棄されることが多いと思います。
鉄フライパンは焦げとりと油ならしを行うことで長く使え、手間をかけた分愛着も湧きます。
かわいがりながら長く付き合っていきたいですね。